《CALF》!

「ショートアニメーション姫路2014」参加団体のご紹介をすると言っておきながら、大分遅れてしまいましたが、姫路シネマクラブ的にお付き合いの古い順番から。


姫路シネマクラブが、

自主映画の上映を積極的に行っていくきっかけになった〈CALF〉。


話は2010年8月10日にさかのぼります。

場所は広島。

第13回広島国際アニメーションフェスティバルが盛り上がっていたところ、その会場から少し離れた広島サロンシネマで、〈CALF〉の設立とDVDのリリースを記念した、第一回目のイベント『CALF in HIROSHIMA』が開催されました。


この時が実は初広島フェスでしたが、『CALF in HIROSHIMA』に参加することも大きな目的でした。

http://calf.fool.jp/special/special001.html


なぜそこまで思ったのか、はっきりとは思い出せないのですが、水江未来監督の作品は姫路の映画祭で拝見していましたし、そこからたどってネットで情報を得たのだと思います。

あ、今思い出しましたが、妙に和田淳監督『このマヨネーズはゆるすぎる』が気になっていましたw。


サロンシネマの中はほぼ満員の観客。

会場の熱気を感じながら、何か新しい、面白いことが起こりそうな感触。

正直なところ、広島国際フェスでみたどのプログラムよりも面白かったです。

こういう上映会を姫路でもやってみたいと思い、実現したのが2011年6月19日に開催した『CALF in 姫路』でした。


その時の様子がこちらです。

「CALF in Himeji PiKA PiKA Workshop」

http://youtu.be/7Ughn8Kxs8o


『CALF in 姫路』の打ち上げで、アニメーション評論をされている土居伸彰さんが、

「これからも自主映画の上映を続けていって下さい」と言われたのが、シネマ窟を始めるひとつのきっかけとなり、ショートアニメーション姫路にもつながっています。


奇しくも、ショートアニメーション姫路2014の会場も『CALF in 姫路』と同じ姫路文学館。

CALFは当時から進化して、アニメーションの制作、配給を行う有限会社となり、今もアニメーションの新しいひとつのあり方を提示し続けています。


今年2014年の配給だけをみても、

『変態アニメーションナイト2014』『ワンダー・フル!!』『GEORAMA』と大活躍の中、

ショートアニメーション姫路2014にはまた新しい『しまじろうのわ・わ・わ・わーお!?』を企画、提供していただきました。


また、アニメーションの新しいあり方が見えてくるのではないか、と主催する側ながら、それこそ「Doki!Doki!」しております。


〈文・姫路シネマクラブ 竹中〉